359日目:グラシアス!!!
こんにちは。トラ子です。
"感謝を伝えるメキシコの旅"
最終日の11日目、
本当に楽しい時間は
あっという間に過ぎてしまいます。
"感謝を伝える" というテーマは
旅先をメキシコに決めたことにも
つながっています。
トロントでの1年間の留学生活の中で、
自分の知らない色々な国の人と出会いました。
振り返ってみて、
一番仲良くなったのがメキシコ人でした。
お家に泊めてくれたときに
日本語でメッセージを書いてくれたり、
シャワーセットを用意してくれた
日本のアニメが好きなモイシスと、
お家に泊めてくれた朝に
トルティーヤにハムを挟んだ
家庭的なメキシコの朝ご飯を
作ってくれたり、
「トラ子は白すぎるよー!
メキシコにいる間に私と同じような
チョコレート色にならないとね!」と、
時にお姉さんのように面倒見てくれて、
時に妹のように私とケラケラ笑ってくれる
チャーミングなエリザベスと、
カンクン旅行中は
ドライバーやフォトグラファーなど
一人何役もこなしてくれて、
私が体調を崩したときは
病院やスーパーで
薬や栄養ドリンクを選んでくれた
優しいお兄さん的存在のカルロス、
この3人は特に仲が良くて
トロントではよくランチに行ったり、
週末にイベントに出掛けていました。
正直、彼らに出会う前は
タコスやサボテンくらいしか
メキシコのイメージがない状態でしたが、
彼らと話して触れ合っていくうちに
メキシコへの興味が膨らみ、
彼らの生活や文化を
もっと知りたくなりました。
そして、私がトロントで
充実した留学生活がおくれたのは、
彼らの存在も大きかったと思い、
「出会えてよかった!ありがとう!」
と、もう一度会って直接言いたかった
そこからこのメキシコ旅行のテーマが
"感謝を伝える" になった訳です。
最後に空港で別れる時は
ポロポロ泣いてしまいました。
トロントでメキシコへ帰る彼らを見送った時は、
もちろんさみしかったですが、
日本に帰国する前にメキシコに行くぞ!と、
心の中で計画をしていたので、
また会えるという確信みたいなものが
あったのですが、
今回の別れは
次にいつ会えるのか…
予定もないし、
メキシコと日本は
ほぼ正反対の位置ということもあって
余計に悲しくなってしまった…
のかもしれません。
「次は私たちが日本に行くからね!」
という彼らの言葉を信じて、
私もまたメキシコに帰ってくるからねと
彼らと約束しました。
親愛なるメキシコの友人
エリザベス
カルロス
モイシス
Muchas Gracias!!!(本当にありがとう!)
また一緒に旅行しようね!!!
Viva! Mexico!
358日目:メキシコ版屋形船
こんにちは。トラ子です。
"感謝を伝えるメキシコの旅"
10日目の朝にカンクンを飛び立ち、
首都のメキシコシティに
戻ってきました。
今日はメキシコシティの南部にある
『ソチミルコ』という
運河が流れる世界遺産の地区に
行ってきました。
いかにもメキシコらしい
カラフルな "トラヒネラ" と呼ばれる小舟が
目を引きます。
よく見ると色使いやデザインが
一艘ずつ違います。
さっそく運河クルーズへ出発すべく
船着き場へ行きました。
トラヒネラには女性の名前が付いていて、
私たちの船は右側の
"ビバルピタ" という名前でした。
クルーズのお供にと、
"ミチェラーダ" という
メキシコのビールカクテルを
購入しました。
ビールに絞ったライム果汁を入れ、
カップの縁には
タマリンドというフルーツのペーストと
チリパウダーが付いているカクテルです。
サイズはたっぷりの1リットルです。
飲み物やスナック、民芸品は
運河を走る船から購入できます。
上記のカクテルも船上でお兄さんが
作ってくれました。
一艘のトラヒネラには
20人程度乗船できますが、
ツアーやグループの人数が多い時は、
二艘のトラヒネラを平行にして
走行していました。
長い棒を持った船頭さんが、
棒を使って船を操縦してくれます。
陽気な音楽が聞こえてくるなと思ったら、
トラヒネラの上で
バンドがマリアッチを生演奏をしていました。
運河クルーズの値段は、
船一艘で30分約5000円でした。
大人数で一艘の船を利用したほうがお得、
なおかつ、トラヒネラには
飲み物や食べ物、
音楽をかけるスピーカーなどが
持ち込み自由なので、
大学生のドリンクパーティーや
家族や友人との誕生日会、
会社の歓送迎会などで、
利用することが多いようです。
運河沿いには何カ所かトイレがあるので、
長時間船上でお酒を楽しんでも大丈夫だと
友人のエリザベス(メキシコ人)が
教えてくれました。
今日は平日なので、
運河に出ている船の数は少なかったですが、
金曜日や週末は
運河がカラフルなトラヒネラで
埋め尽くされるそうです。
日本の屋形船に似ているところが多く、
トラヒネラ、
時間をゆっくり感じることができた
クルーズでした。
357日目:朝から晩まで遊び尽くせ
こんにちは。トラ子です。
"感謝を伝えるメキシコの旅"
9日目は自然の中で一日遊べる場所に
やって来ました。
『Xcaret(シカレ)』という
カリブ海に面した広い海洋公園で、
雄大な自然を利用した
アミューズメントパークです。
入り口のゲートをくぐると
色鮮やかなオウムたちが
お出迎えしてくれました。
柵やガラスなど遮るものがなく
近くで見ることができます。
朝一番だったからか
近くで見たらウトウト寝ていました。
このアミューズメントパークの目玉は、
"川下り" です。
水着に着替えたら
貸し出ししてくれる
ライフジャケットとフィンを
身に付けて、
いざ川に飛び込んでスタートです。
スタート地点へ向かう途中で、
3箇所ルートが別れるところがあり、
どこのルートを選択するかで、
川下りのルートも変わり、
ゴール地点でそれぞれのルートが
合流します。
私たちは両側に崖があり、
ちょっとジャングルの中を進むような
ルートでした。
川を下っていった先には、
ビーチが広がっています。
雲がどんよりして太陽が隠れているせいか、
水の中のほうが温かいような感じでした。
シカレにはアクティビティ施設だけでなく、
大きなプールに入って
イルカを触れ合うことができたり、
水族館には屋外のプールもあり、
ウミガメやエイが親子で
のんびり泳いでいたり、
ジャングルを歩いて進むエリアでは
様々な鳥たちが自由に飛び回っていたり、
設置されたエサを食べていたり、
バードウォッチングを楽しめます。
その他に動物園や
蝶々が身近に観察できる
バタフライパビリオンもありました。
お腹が空いたら、
施設内のビュッフェレストランで
メキシコ料理だけでなく、
ピザや寿司など
様々な料理を食べることができます。
2日前からお腹を壊していましたが、
薬の効果もあって、
少しずつですが、
食べられるようになってきたので、
お酒は控えましたが、
ビュッフェも楽しめました。
夜は "Xcaret Mexico Espectacular" という
ダンスショーを鑑賞しました。
前半はメキシコの歴史がテーマになっていて、
先住民がやっていた
サッカーとバスケットを組み合わせたような
スポーツや
スペイン植民地時代にもたらされた
ステージに描いたり、
ミュージカルのようなステージでした。
後半はメキシコ各地の民族舞踊が中心の
ダンスステージです。
マリアッチの生演奏に合わせて、
カラフルな衣装を着たダンサーが
次々と登場する華やかなショーでした。
最後はダンサー全員でフィナーレです。
陽気で明るいメキシコの音楽と
パワフルな歌声、
個性的で華麗なダンス、
観ていて元気がもらえるステージでした。
朝から晩まで一日中、
メキシコの大自然と文化を
満喫できるシカレは
オススメのアミューズメントパークです。
356日目:世界一ラブリーな湖
こんにちは。トラ子です。
"感謝を伝えるメキシコの旅" 8日目です。
昨日からお腹を壊して
あまり体調が良くない状態で迎えた
『ホルボックス島』の朝です。
今回の旅で唯一宿泊したホテル、
南国っぽく
ちょっとローカルな雰囲気漂う名前の
"Golden Paradaise
(ゴールデンパラダイス)" を後にして、
朝一で向かった先は、
島にある唯一の病院です。
友人のエリザベス(メキシコ人)
に付き添われて
念のためお医者さんに看てもらいました。
やはり "食あたり" のようで、
症状にあった薬を教えてもらいました。
診療代は約300円ほど、安くて良かったです。
小さい島なので、
街の中心部を歩いていると
すぐにビーチにたどり着きます。
ハイビスカスにヤシの木、
その奥に広がる青い海、
まさに南国リゾートの風景です。
体調が良かったら
もっと楽しめたのに…と
悔いを残してホルボックス島を後にして、
本日の目的地へ向かいました。
一緒に旅行をしているメキシコ人の友人、
エリザベス、カルロス、モイシスも
行ったことがない初めての場所、
『ラス・コロラダス』や
『ピンクラグーン』と呼ばれている
ピンク色をした湖です。
塩田にできた湖で、
プランクトンによって
湖が天然のピンク色になっています。
SNSの写真から最近人気になっている
観光地のようです。
晴天時はピンク色がもっと鮮やかに見え、
湖面に雲が鏡のように映ることも
あるようですが、
天気がどんより曇り空で残念…。
それでも初めて見る光景に
メキシコ人の友人も感動していました。
カンクンから車で4時間ほどかかり、
湖の周りに他の観光地がないので、
アクセスが不便ではありますが、
世界一ラブリーなピンクの湖、
本当に行ってよかったです。
355日目:必然的にのんびり
こんにちは。トラ子です。
"感謝を伝えるメキシコの旅" 7日目です。
ここにきて、
この旅の最大のアクシンデントに
襲われました。
昨日の夕方頃から
ちょっとお腹の調子が変だなと思い、
一応持っていた胃腸薬を飲んでみたのですが、
朝起きて完全にお腹を壊したことに
気付きました。
友人達に症状を話すと、
「たぶん、昨日食べたアワチレが原因だ!」
と言われました。
アワチレとはエビとハバネロを使った料理で、
かなり辛い料理でした。
この旅行中に食べたメキシコ料理は、
一緒にいるメキシコの友人たちにとっても
結構ヘビーものが続いていたようです。
慣れない私はそのヘビーな料理に加えて
刺激的で辛い料理を食べたことで、
胃腸が完全にやられてしまったようです。
とりあえずモイシスが持っていた薬を飲んで、
本日の目的地『ホルボックス島』に向けて
出発しました。
ユカタン半島の一番北にあり、
フェリーで向かいます。
風を感じながらと思い
屋外の席に座りましたが、
天気が良くて太陽がギラギラ、
暑かったです。
島に到着後は早速ビーチへ向かいました。
遠浅の海にはハンモックがあり、
みんな揺られてのんびりしていました。
私の体調は良くならず、
友人たちはビーチにあるレストランで
ランチを食べましたが、
私は食べる気分にならず、
ビーチにあるベンチとトイレを
行ったり来たり…。
陽が落ちてくると
ビーチがオレンジ色に染まります。
今夜はホルボックス島に1泊します。
なかなか体調が良くならない私を見かねて、
薬局に連れて行ってくれました。
エリザベスが
看護婦さんであるお母さんと
連絡を取りながら薬を選んでくれました。
せっかくの楽しい旅行なのに
一緒に楽しめない悔しさや
何も出来ないやるせなさや
心配させている申し訳なさが重なって
泣きそうになっていると
「大丈夫だよ。元気出して!」
と、カルロスが励ましてくれました。
早く良くなることを願って
薬局で購入した薬を飲み、
みんなと一緒にビールを飲みたい、
テキーラを飲みたいところですが、
「トラ子はお酒はダメ!」
と、みんなに勧められた
カモミールティーで我慢しました。
明日は体調が戻りますように…。
354日目:海と遺跡とイグアナと
こんにちは。トラ子です。
"感謝を伝えるメキシコの旅" も
折り返しの6日目です。
今日は美しい海と遺跡が一度に楽しめる
『トゥルム遺跡』に行ってきました。
2日目に訪れた『テオティワカン遺跡』は
紀元前100年から6世紀まで
メキシコ南部で栄えたテオティワカン文明の
中心となった都市遺跡ですが、
『トゥルム遺跡』は
紀元前1000年から17世紀まで展開した
マヤ文明の末期に栄えた城塞都市遺跡です。
この遺跡の最大の特徴は、
カリブ海に広がる絶壁の上にあり、
遺跡のすぐ下にビーチが広がっています。
今日は風が強く遊泳は禁止されていました。
また沿岸部で最も保存状態の良い
マヤ文明の遺跡の一つであり、
いくつもの神殿や宮殿が
当時のままの姿で残っています。
中央神殿(エルカスティージョ)は
この遺跡群の中で一番大きな建物です。
施設の担当者か学者の方かわかりませんが、
数人がこの神殿に登って
何かを調べているようでした。
観光客は、遺跡の建物に登ることや
中に入ることは出来ません。
『トゥルム遺跡』の陰の主役は、
敷地内にたくさん住んでいるイグアナです。
温かいところが好きなようで、
日中は遺跡の上で日光浴をしています。
ここのイグアナは人に慣れているようで
近づいて写真を撮ることも出来ます。
今回は遺跡を歩いて回るだけでしたが、
次はのんびりしたり泳いだりしながら、
ビーチから遺跡を見てみたいなぁ
と思いました。
353日目:鍾乳洞探検隊
こんにちは。トラ子です。
"感謝を伝えるメキシコの旅"
5日目からは首都のメキシコシティを離れ、
日本でも人気のあるリゾート地
カンクンが舞台です。
青い海と白い砂浜でのんびり…
だけでなく、
カンクンには豊かな自然を満喫できる
アクティビティが沢山あります。
今日は『RIO SECRETO
(リオ・シークレット)』という
鍾乳洞の洞窟を歩いて泳いで探検する
アクティビティに参加しました。
4~6人のグループに分けられ、
ガイドさんとカメラマンさんが付いて
鍾乳洞を案内してくれます。
水着に着替えて、
ウェットスーツとヘルメット、
ウォーターシューズを身に付けます。
ヘルメットにはライトが付いていて
探検隊っぽい感じです。
林のような茂みを少し歩いて進むと
鍾乳洞の入り口がありました。
ここから探検スタートです。
頭上にはつららのように
無数の鍾乳石、
中にはクリスタルのように
ライトを当てると
キラキラと輝く鍾乳石もあります。
そして足下は所々に
地下水が溜まった場所があり、
中には足が届かず
泳いで進むところもあります。
地下水には石灰岩を浸食した時に
溶け出た化学物質で
ライトを当てると
鮮やかなブルー色になります。
鍾乳洞の中の地下水は
水温が低く冷たかったですが、
歩いて泳いでいくうちに
だんだん慣れてきました。
1時間半ほど鍾乳洞を探検した後は、
コースのセットに付いている
ビュッフェを食べてお腹を満たしました。
トルティーヤの入ったスープや
サボテンのサラダなど
色々なメキシカン料理を
味わうことが出来ます。
長い年月をかけて作られた鍾乳洞、
その神秘的な世界を
自分の足で歩いて
近くで見て感じることが出来る
楽しいアクティビティでした。
探検中はカメラマンさんが
素敵な写真をたくさん撮影してくれて、
その写真はデータにして
可愛いUSBで購入できます。
私たちも1つ購入して写真をシェアして
いい思い出と記念になりました。