362日目:すでに恋しいあの味
こんにちは。トラ子です。
メキシコから帰国して3日が経過しましたが、
寒いトロントにいながら
暖かいラテンの風を感じています。
世界無形文化遺産に登録されている
メキシコ料理、
日本で知られている
メキシコからアメリカに渡り、
アメリカ的にアレンジしたものが
ほとんどです。
メキシコでは私が知らなかった
本場のメキシコ料理に
たくさん出会い、
味わうことができました。
メキシコを案内してくれた
友人のエリザベス(メキシコ人)が
トロントで頻繁に恋しくなっていた
"Chilaquiles(チラキレス)" という料理を
食べることができました。
メキシコ人の主食である
トウモロコシの粉で作った
トルティーヤと呼ばれる
小さいクレープのようなものが
固くなった時に
余っているサルサソースを利用して
作られたのが始まりで、
朝食やブランチで食べられる
メキシコの伝統料理です。
揚げたトルティーヤをサルサソースで煮込み、
クリームとチーズを乗せた料理で、
スクランブルエッグを添えたり、
鶏肉を加えたりすることもあるようです。
また、煮込むサルサソースによって
味付けも変わります。
私はサルサ・ベルデという
緑色のサルサソースがお気に入りです。
正式な名前を忘れてしまったのですが、
牛肉のステーキをトルティーヤで巻き、
黒い豆のソースをかけて
レタス、アボカド、クリーム、チーズを
トッピングした料理です。
牛肉のステーキの塩加減が絶妙で、
黒い豆のソースも辛くなく、
食べやすくお腹にもたまる一皿です。
これは伝統的なメキシコの具だくさんスープ
"Pozole(ポソレ)" です。
長時間じっくりと煮込んだ
大粒のトウモロコシと豚肉が
メインの具材です。
味付けによって
白いポソレや緑のポソレなどがあり、
これは唐辛子がはいった赤いポソレです。
メキシコ料理の特徴でもある
トッピングをしてポソレは完成です。
私はライムを絞り、ラディシュ、玉ねぎ、レタス
そしてアボカドをトッピングしました。
初めて大粒タイプのトウモロコシを食べましたが、
モチモチとした食感が
ピリ辛なスープとよく合っていました。
好きな具材をトッピングして
アレンジ出来るのも楽しいです。
独立記念日に食べられる料理としても有名です。
これはポピュラーな屋台飯の
"Esquites(エスキーテ)" です。
茹でたトウモロコシにライムを絞り、
マヨネーズ、チリパウダー、チーズをかけ
カップに入ったスナック感覚の一品です。
トウモロコシを一本丸ごと棒にさして
同じ味付けをしたものを
"Elotes(エローテ)" と言います。
エローテとエスキーテは
一緒に売られていて
広場や道ばたの屋台やワゴンで購入できます。
トウモロコシに甘みはなく淡泊なので、
マヨネーズとチーズが濃厚さと
チリパウダーの辛さがクセになります。
この他にも色々なメキシコ料理を
堪能してきました。
一見、同じような
食材を使った料理も多く、
日本の食事に比べると
辛くヘビーな料理が多いですが、
クセになる、後を引く美味しさです。
日本に帰国したら
メキシコ料理が食べられるレストランを
探そうと思います。