352日目:ドラマティックな1日

こんにちは。トラ子です。

 

"感謝を伝えるメキシコの旅"

本日は4日目です。

今日は "メキシコのセントラルパーク"

とも呼ばれている

『チャプルテペック公園』へ行きました。

とても大きな森林公園で、

公園内には博物館や湖、

動物園などがあります。

全てを見て回る時間がないので、

今回は『チャプルテペック城』という

古城を見学しました。

 

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お城の正面にある時計がちょっと変わっています。

文字盤をよく見ると、

5・6・7だけがアラビア数字になっています。

メキシコ人の友人の3人、

エリザベス、カルロス、モイシス、

みんなその真相は知りませんでした。

 

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スペイン植民地時代、

スペイン総督の別荘として

建設されたこのお城は、

時代と共に役割が変わり、

3年間のフランス統治時代は、

皇帝の住まいとして使用されました。

中世ヨーロッパを感じる

お部屋の内装や家具は

その時代の名残でしょうか。

 

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中国やアジアの家具や陶器で

統一されたお部屋もありました。

 

その後は1939年まで大統領官邸として

使用されていたので、

 

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会議室のようなお部屋もありました。

現在、お城の内部は

『国立歴史博物館』になっています。

 

"チャプルテペック" とは

ナワトル語で虫の "バッタ" を意味するようで、

 

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バルコニーにある噴水には

しっかりと "バッタ" がいました。

 

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このバルコニーからは公園内の湖や、

遠くには『独立記念塔』が見える

見晴らしのいい場所です。

 

『チャプルテペック城』が

観光スポットになっているのは、

歴史的価値がある建物であることは

もちろんですが、

 

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レオナルド・ディカプリオ主演の

映画 "ロミオとジュリエット" で

撮影場所に使われたことも

大きいのかなと思います。

 

お城を後にして、

みんなでお昼ご飯を食べているときに

メークドラマは起こりました。

私はお昼ご飯を食べた後、

次の目的地のカンクンに向けて

出発することになっていました。

 

カンクンは私一人で向かい

現地のツアーを利用して

観光することになっていたので、

「もちろん一人でも楽しいけど、

みんなで行ったら楽しいよ!」

と、前から冗談で話していました。

この冗談話を彼らが実現すべく

それぞれどうすればいいかを

いつの間にか真剣に考えるようになり、

タコスを食べながら出した結論が、

「みんなでカンクンに行く!!!!」

という本当にシンプルで

大どんでん返しな答えでした。

 

私を空港まで送る車の中で

彼らは航空券を予約し、

私がカンクンに到着した3時間後に、

私は彼らとカンクンで合流しました。

彼らの優しさと、

心意気と、

決断力と、

臨機応変さ、

そして、

とにかく今を楽しむという

メキシコ人らしい一面が

ドラマティックな展開を

生み出しました。

 

4人の旅は、まだ続きが待っていました。

351日目:メキシコの歴史と芸術

こんにちは。トラ子です。

 

"感謝を伝えるメキシコの旅"

3日目はメキシコシティの中心街を

散策しました。

街の中心には大きなソカロと呼ばれる広場があり、

それを囲むように教会や遺跡があり、

"メキシコシティ歴史地区" として

一体が世界遺産に登録されています。

その中でも『国立宮殿』は

メキシコの歴史と芸術を

一度に感じることができる場所です。

 

『国立宮殿』は現在、

大統領の執務室や大蔵省など

政府機関が入る建物であり、

日にちによっては見学が出来ないことも

あるそうです。

入場は無料ですが

身分証明のためパスポートの提示が必要です。

独立記念日には

大統領がこの建物のバルコニーから

広場に集まった人々に演説します。

 

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建物の中庭は

各国の大統領や首相などの要人が

メキシコを訪れた際に

ここでお迎えして

セレモニー等を行う場所だと

友人のエリザベス(メキシコ人)が

教えてくれました。

 

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最も偉大な政治家と言われ

"建国の父" と称えられている

ベニート・フアレス銅像があります。

メキシコ先住民から選出された

初めての大統領で、

肖像が紙幣に使用されています。

 

この『国立宮殿』で最も有名なのは、

メキシコの画家ディエゴ・リベラ

"メキシコの歴史" です。

 

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正面と右・左、

壁3面に描かれた大作です。

とても大きいので写真1枚には

収りません。

先住民の時代、

スペイン植民地時代、

メキシコ独立運動

メキシコ人のルーツと

メキシコの歴史を描いたものです。

メキシコ革命時に人々に

革命の意義を伝えるために

多くの壁画が制作され、

その中の1つの作品です。

 

そして夜は、

 

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『ベジャス・アルテス宮殿』と言われる

オペラハウスにて

"メキシコ民族舞踊" を鑑賞しました。

 

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幕が上がる前の舞台です。

あまりガイドブックなどでは

紹介されてないかもしれませんが、

エリザベスが

「メキシコの音楽と踊りが楽しめて

とっても素敵だからオススメ!」

と、チケットを予約してくれました。

 

舞台は全10章で構成されています。

女性がパイナップルを持って踊る

"パイナップルダンス" や

女性が男性から渡された帽子を

高く積み上げながら踊る

"帽子ダンス" や

着ぐるみのような

大きなかぶり物を付けて踊る

"人形ダンス" など

時代や地域によって

音楽も踊りも衣装も

個性豊かで見ていて飽きません。

特に衣装はどれもカラフルで

美しかったです。

 

メキシコのことを

少しお勉強できた1日でした。

350日目:ふわり気球遊覧の旅

こんにちは。とら子です。

 

"感謝を伝えるメキシコの旅"

本日は2日目、

今日のメインイベントは

『古代都市テオティワカン』です。

エリザベスとモイシス(共にメキシコ人)が、

気球に乗って遺跡を楽しむプランを

用意してくれました。

 

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遺跡近くの広場に

いくつか気球が準備されていました。

一番最初に到着したのですが、

トラブルで私たちの気球が

なかなかスタンバイできず、

他の気球が飛び立っていくのを

横目で眺めつつ

しばらく待機していました。

 

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30分程して

ようやく気球の準備が整い

乗り込んで出発です。

 

『古代都市テオティワカン』は

"太陽のピラミッド"

"月のピラミッド"

両ピラミッドを結ぶ "死者の大通り"

で構成されています。

 

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まず目指したのは "太陽のピラミッド"

真上からみると綺麗な正方形をしています。

ピラミッドと聞いてまず思いつく

エジプトのものと違い、

頂上は尖っておらず、

傾斜もなだらかのようです。

 

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"死者の大通り" の先には

太陽のピラミッドより一回り小さい

"月のピラミッド" があります。

 

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上空から遺跡全体を見渡すことが出来ます。

住宅地が広がる中に

ドーン!と世界遺産の遺跡がある

神秘的で広大な風景に圧倒されます。

 

1時間ほど気球の遊覧を楽しんだ後は、

地上から遺跡を楽しみます。

 

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"太陽のピラミッド" は高さ約65メートル、

階段があり頂上まで登ることが出来ます。

 

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上空からはなだらかに見えた傾斜も、

いざ登ってみるとかなりきつく、

階段一段の幅が狭く高さがあるので、

備え付けられているロープを使って

這い上がるような感じでした。

 

「頂上で太陽に向かって両手をかざすと、

パワーがもらえるって言われているんだよ!」

と、モイシスが教えてくれたので、

3人で思いっきり高く手をかざして

太陽からパワーをいただいてきました。

 

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太陽のピラミッドから

死者の大通りを10分くらい歩いた先に

"月のピラミッド" があります。

高さは約47メートル、

残念ならが頂上まで登ることができず、

3分の1位までの高さのところまで

こちらも階段で登ることができます。

 

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"月のピラミッド" から見る、

"太陽のピラミッド" と "死者の大通り" です。

遠くまでよく見渡せます。

 

気球に乗って上空から、

自分の足で歩いて地上から、

2つの方法で世界遺産である

『古代都市テオティワカン』を

楽しみました。

天気がよく、また平日で観光客も少なかったので、

ゆっくり観光することが出来ましたが、

日中は気温が上がって暑かったので、

ピラミッドを登ったときは

かなり疲れました。

昨夜、夜遅くまでビールを飲んでいたので、

今朝起きるのが辛かったですが、

素晴らしい絶景を見ることが出来ました。

349日目:ラストバカンスへ出発

こんにちは。トラ子です。

 

学校も終わり、

この留学生活も終わりが近づいてきました。

「日本に帰国する前に、どこか旅行しよう!」

と、留学中から少しずつ計画をしていました。

旅先、日数、予算など

自分の置かれた状況も考えて出した結論は、

"感謝を伝えるメキシコ11日間の旅" です。

 

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早朝にトロントを飛び立ち、

メキシコの首都である

メキシコシティへ向かいました。

飛行時間は約5時間で、

トロントとの時差は1時間です。

眼下に広がるメキシコシティの街並み、

初めてのラテン・アメリカ、

初めてのメキシコ、

早くもテンションが上がります。

 

お昼過ぎに

メキシコ・シティ国際空港に到着しました。

 

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入国審査に向かう途中には

様々な言葉でウェルカムと書かれていました。

"歓迎" という日本語の文字があると

ちょっと嬉しくなります。

 

空港の出口では、

エリザベス、カルロス、モイシスの3人

(全員メキシコ人)が

迎えに来てくれていました。

約半年ぶりに再開した彼らと、

「久しぶり!元気だった?」と、

メキシコ流の挨拶(キス&ハグ)をすると、

すごく懐かしい気持ちになって、

また会えたことが嬉しくて、

ちょっと泣きそうになってしまいました。

 

早速、彼らの案内で連れて行ってくれたのは、

メキシコシティにある

コヨアカンという地区です。

 

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地区の名前は

ナワトル語で動物のコヨーテのこと、

地区の中心にある広場の噴水には

そのコヨーテの銅像がありました。

 

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広場の周辺には鮮やかな黄色い教会や、

民芸品店や骨董屋、

マーケット、飲食店があり、

観光スポットになっています。

 

ちょっと遅めの昼食をとり、

周辺を散策した後、

『LA Coyoacana』というレストランへ

行きました。

 

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広く開放感のあるテラス席につきました。

トロントと違ってメキシコは温かくて

過ごしやすいです。

 

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さぁ、メキシコのビールで

「Salud!(サルー)」「カンパーイ!」

「メキシコへようこそ!」

と宴のスタートです。

メキシコのビールは

有名な "コロナ(Corona)" と

"ドスエキス(Dos Equis)" しか

知らなかったのですが、

たくさんのビールが製造されています。

なんとなくラベルの色使いが

ラテン・アメリカっぽい

ポップな感じがします。

 

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ビールのお供で注文した

この "チリ付きピーナッツ" が

予想以上に美味しくて

やみつきになってしまいました。

見た目通りピーナッツに

たっぷりのチリパウダーが

かかっていて、

奥にあるライムを絞って食べます。

絞り汁とチリパウダーで

手が汚れますが、

酸っぱ辛いピーナッツが

ビールによく合います。

 

ライムはメキシコ料理には

欠かせない食材の一つ、

メキシコ人は

ライムのことを「レモン」と呼びます。

日本人が親しんでいる

黄色い皮のレモンには

違う名前が付いているようです。

 

夜が更けてくると

メキシコの音楽 "マリアッチ" の

生演奏が始まり、

よりメキシコを感じながら

ビールを飲みながら

ワイワイおしゃべりをして

最高の旅のスタートを切りました!

348日目:好きなモノをセンスよく

こんにちは。トラ子です。

 

昨日、お寿司パーティーを開催した

学校の先生のお宅、

 

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ダイニングにはカミリヤの好きな

本が収められた本棚と

ランプシェードは

カラフルなモザイクガラスが

使われていました。

 

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ランプシェードにフォーカスしたら

周りが真っ暗になってしまいました。

 

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ダイニングテーブルのすぐ側には、

音楽活動もしているキャッシュの好きな

レコードとレコードプレーヤーが

ありました。

お寿司パーティー中は終始

このレコードプレーヤーから

音楽が流れていました。

 

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これはレコードではなく、

レコードのデザインをしたコースターです。

実際は本物のレコードとサイズが違うので

見間違えることはありませんが、

こうして写真でみると

本物のレコードと間違えてしまいそうです。

 

夫婦二人の好きなモノが

センスよくお洒落につまった

素敵なお宅でした。

347日目:アラビアン寿司ナイト

こんばんは。トラ子です。

 

今日は私が通っていた

語学学校の先生、

キャッシュとカミリア夫妻のお宅で

寿司パーティーを開催しました。

2人とも出身は中東のイラン、

今はトロントの同じ学校で

英語教師をしています。

2人の授業を受講したこともあり、

私の英語習得の成長過程を

ずっと見守ってくれました。

 

日本人の友人、

ノリコとマキと3人で

まずはスーパーマーケットで

お寿司に必要な材料を揃えて

夫婦のお宅に向かいました。

 

夫婦は大の日本好きで、

 

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別の日本人の生徒からもらったという

盆栽がリビングに飾ってあったり、

 

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名前が入ったお箸も持っていました。

 

夕方になり、カオリ(日本人)と、

夫婦のお家に一緒に住んでいる

ルイス・フェルナンダ(コロンビア人)、

2人も合流し、

いよいよ巻き寿司作りのスタートです。

 

用意した具材は、

エビ

サーモン

きゅうり

たまご

ツナマヨネーズ

それぞれ好きな具材を入れて

たくさんお巻き寿司が出来ました。

 

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ゆでた枝豆、わかめと豆腐のお味噌汁、

レンコンのきんぴらも作り、

いざパーティーの開始です。

 

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ロゼのスパークリングワインで乾杯して、

その後は巻き寿司をはじめ

みんなで準備した日本食

お酒と共に

ワイワイ楽しく美味しく

頂きました。

なつかしい日本の味にほっとする

日本人と、

大好きなお寿司を堪能している

夫婦と、

初めてのリアルな日本食に興味津々な

コロンビア人と、

パーティーは夜遅くまで続きました。

346日目:ついに卒業!

こんばんは。トラ子です。

 

ついに、語学学校を卒業する日が

やってきました。

当日になっても全然実感はありません。

おそらく、語学学校は

入学する日も、

通学する期間も、

卒業する日も、

みんなバラバラで、

クラス全員で卒業する訳ではないので、

この卒業する気持ちも

自分一人でかみしめるしかなく、

それが実感がわかない原因なのかな

と、思います。

 

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卒業する前に、

入学する前に受験したものと

まったく同じテストを受験しました。

やはり1年間学校に通った成果もあり、

大幅に点数は伸びていました。

ちょっと安心しました、よかったです。

 

金曜日になると

誰かクラスメイトが卒業するので、

授業の最後にクラス全員で

写真を撮影するのが恒例行事でした。

私もこれまで何度も

クラスメイトのカメラに

収ってきましたが、

今日は自分から声をかけて、

私のカメラで

クラスメイトや先生と

たくさん写真を撮りました。

その瞬間は

「もう学校へ来ないのかぁ…」

という、さみしさを感じました。

 

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そして最後のランチは、

学校に入っているカフェにて、

バターを塗ったベーグル

バナナマフィン

よく頼んでいたこの2つを食べようと

前から決めていました。

これも思い出の味の一つです。

 

この学校で

素晴らしい先生と、

楽しいクラスメイトと、

親切な友達と、

本当にたくさんの人に

知り合い、

助けられ、

励まされ、

英語に揉まれた日々でした。

 

1年間、ありがとうございました。